お金を洗う
といっても、銭洗弁天を話題にするのではない。
中国はグレーゾーンの大きな国だから、賄賂だとか着服とかで得た問題のあるお金を、例えばそのままもっていたら、摘発されてしまう可能性があるわけで、証拠隠滅のためにもお金を処分して綺麗にする必要があるのだ。。
昨日の昼休みにぼーっと見ていた報道によると、中国のある茶葉店は、店主の親戚が海外にいるということを利用して、店の売り上げと称して、他人から預かったお金を収入の一部とし、それらのお金を銀行で外貨に換金した上で海外口座に送金し、更にそこから預けた人の口座に送るということをしていて、摘発されたらしい。
どうやって摘発されたかというと、中国らしくやっぱり「密告」である。小さな道沿いの茶葉店でこんな商売をやっているくらいだから、「洗銭」なんていくらでも行われているんじゃないかと思う。
例えば自分でビジネスを始めて、体外的にビジネスで儲かったふりをするなどである。有名なビジネスマンでも、実は麻薬や不正などで儲かったのだけど、中古車の売買で儲かったふりをしている人がいるらしい。要するに、
摘発されないような人間関係をもてるかどうかという差、密告されないような鷹揚さがあるかどうかの差なんじゃないかと、穿って考えたりしてしまう。
関係ないが、ちなみに今日は従姉の命日である。8年前のこの日、空が曇って憂鬱だったのを記憶しているが、今日は快晴である。従姉のことを思い出すとき、あまり無理をしたり、ストレスを溜めてしまうのはよくないなあと思ってしまう。従姉と伯母の冥福を心より祈る。
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