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2006年11月30日 (木)

お金を洗う

といっても、銭洗弁天を話題にするのではない。

中国はグレーゾーンの大きな国だから、賄賂だとか着服とかで得た問題のあるお金を、例えばそのままもっていたら、摘発されてしまう可能性があるわけで、証拠隠滅のためにもお金を処分して綺麗にする必要があるのだ。。

昨日の昼休みにぼーっと見ていた報道によると、中国のある茶葉店は、店主の親戚が海外にいるということを利用して、店の売り上げと称して、他人から預かったお金を収入の一部とし、それらのお金を銀行で外貨に換金した上で海外口座に送金し、更にそこから預けた人の口座に送るということをしていて、摘発されたらしい。

どうやって摘発されたかというと、中国らしくやっぱり「密告」である。小さな道沿いの茶葉店でこんな商売をやっているくらいだから、「洗銭」なんていくらでも行われているんじゃないかと思う。

例えば自分でビジネスを始めて、体外的にビジネスで儲かったふりをするなどである。有名なビジネスマンでも、実は麻薬や不正などで儲かったのだけど、中古車の売買で儲かったふりをしている人がいるらしい。要するに、
摘発されないような人間関係をもてるかどうかという差、密告されないような鷹揚さがあるかどうかの差なんじゃないかと、穿って考えたりしてしまう。

関係ないが、ちなみに今日は従姉の命日である。8年前のこの日、空が曇って憂鬱だったのを記憶しているが、今日は快晴である。従姉のことを思い出すとき、あまり無理をしたり、ストレスを溜めてしまうのはよくないなあと思ってしまう。従姉と伯母の冥福を心より祈る。

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2006年11月29日 (水)

赤べこ~日系企業の中国人スタッフを思いながら

 日系企業の中国人スタッフもたいへんだということ、日本人駐在員のある一面を書く。

 日系企業が中国で仕事をするときには、やっぱり日本のやり方を熟知しているわけだから、本社は日本的な考えて、日本的な方法を押し付けてくる。日本的な考えや方法にはそれなりのよさはあるが、日本的な概念が中国の現状とほど遠い場合には、それが空回りしてしまうわけだ。有能な中国人スタッフであれば、「中国の現状がこうなっているから、日本のこのコンセプトを取り入れながら、こういうやり方をした法がいいんじゃないか?」と提案すし、それを受けて、駐在スタッフが本社を説得したり、本社に説明するものだ。或いは中国人スタッフが中国のやり方に固執してしまう場合には、日本的な考えを説明し、あえて日本的な方法を取るメリットなどを説明し、本社の意図を上手く中国的にアレンジさせるということをする。

 だから駐在事務所や現地法人における日本人駐在員と中国人スタッフの良好なコミュニケーションは必須だと思う。中国は嘘や誇張も多いが、選べばよいスタッフを集めることができるし、良いコミュニケーションが取れないからやる気を失って、悪事に走るスタッフも出てくるという側面もある。

 日本人上司と中国人スタッフの間のコミュニケーションが上手く取れない理由は、中国人の側にも問題があるケースがあるが、日本人の側にこそ大きいかも。「派遣される日本人上司が本社にモノがいえるかどうか」というのは、実は重要なポイントだと思う。

 日本の会社員の中には実は「赤べこ」君が多い。赤べこ君とは私の造語、日本の東北地方の民芸品で首がうなづきつづける赤いうしを赤べこと言うが、この牛のように、上司の意見にうなづくばかりで、自分の意見を述べない人、責任を持とうとしない人部下は結構いる。まあそれはそれで上司と衝突して苦しい思いをしないで済むからいいのかも知れない。パワハラに近いと思うが、上司と意見が合わないせいで、つぶされてしまった友達を私は知っているから、そういう処世術もありだとは理解できる。しかし私はそれでは心底つまらんと思うのだ。

 日本ではおおよそ仕事の流れが決まっているから、赤べこ君でも充分仕事はできると思うが、海外に出たら、自分の意見をはっきり言わなければ現場は動かないし、逆に中国人スタッフをつぶしてしまうことになる。中国人スタッフと上手くやって、日本のやり方を上手く中国市場に適合させることこそが、中国ビジネスだと思っているから、日本企業の駐在員は、赤べ精神を是非捨てて欲しいものだと思う。赤べこ精神でいると、中国人スタッフは、真面目な人は潰れていくか、単にスキルを磨くことにかけるか、或いはあまり真面目でない人はつまらないと思うから利権を貪る形になるんじゃないかと思う。いずれにせよ赤べこ精神の日本人駐在員は中国人スタッフに尊敬されないし、現場でいい仕事はできないと思う。

 尤も赤べこ君は、職を失うことはないかもしれないが、ずっと日本にいてもそう出世はできないんじゃないかと私は思う。意見がないと目をかけてもらえないものだ。私にも赤べこの日本人の知人がいるが、ブランド企業の赤べこは上に遠慮している分、業者に辛く当る。自分の赤べこ精神を反省して欲しいものだ。


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2006年11月26日 (日)

愛か部屋か?

 今日はお休みなので、息子の付き添いで美容室に行ってきた。それで「精品購物」という雑誌の一文に、上海の女の子は結婚の時に男の資産を見るという話が出ていた。男性は4つのタイプに分類され①部屋も車もあって、ローンがない。②車も部屋もあるが、部屋はローン。③部屋も車もないが、貯金はある。④部屋も車も貯金もない。で、結婚相手にふさわしいのは①、②③は状況に応じて考える、④は考える余地なしなのだそうだ。

 その理由として、上海の女の子が「結婚は生活である」とコメントしているという記事や、実際に長く付き合ってきた男女が突然別れたが、別れた理由は女の方に、条件のいい職場を紹介してくれた140平米の部屋に住む男性が現れたからだというエピソードが挙げられていたりした。

 道徳的に言えば、「お金に目がくらんで、愛を捨てるなんて!」って金色夜叉の世界になってしまうかもしれないが、私は現実そんなものじゃないかと思っている。上海の女の子を弁護するとすれば、彼女は決してお金や部屋のために愛を捨てたのではないと思う。この記事でも上海人の女の子がコメントしていたが、「何をしてくれるか?」で愛が測れということなのだと思う。「私のために部屋を用意してくれるという心意気、行動力、実力」を上海の女の子は評価しているのだと私は想像する。

 中国に着てから、いろいろな体験をしたが、やはり言葉は信じられないということだ。詐欺や誇張が多い世界だから。本当に行動するか、或いは行動できるかで、真実を見分けなければならない。「モノにつられて、、、」という批判があるかもしれないが、親の遺産という概念が殆どない中国においては、モノこそが努力や実力の結果、行動の結果ということもできると思う。

 日本だって同じだ。日本は中国より詐欺や誇張は多くないかもしれないが、口先だけのお愛想が多いし、当事者意識がない人、つまり誰かが何とかしてくれる、政府がなんとかしてくれるという他力本願の人が実は多い。

 中国に長いから上海の女性に同情しているんだと思うが、やっぱり人生は甘くないから、嘘や誇張は見分けたいし、口先だけの他力本願な男もパートナーにしたくないだろう。やっぱり最終的には「何をしてくれるか? 何ができるか?」なんじゃないだろうか? 上海の女の子はドライだと批判されることも多いが、そういった現実主義は私は嫌いではない。

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老婆餅(日本語だと女房ケーキ)

 私は地下鉄で通勤するときに、駅の近くにある台湾系の「好利来」というケーキ&パン店をよく利用する。たいしておいしくは無いんだが、持ち前のぶらぶら気質で、店を覗くのが好きで、ついでに買っちゃうということだ。まあけちなようでいて、実は無駄遣いが多いと言うことだ。(笑)

 そこでよく安売りされているのが、「老婆餅」で、箱にその由来が書いてある。何でも昔、ある男が事業に失敗して全てを失い、女房を売り払って餅売りを始めた。餅がおいしくて繁盛して、とうとう数年後に奴隷になっていた女房を買い戻し、幸せに暮らしたというもの。聞くところによると、賭博で金を失ったバージョンや、女房が遊郭に売られていたバージョンもあるらしい。まあいずれにしても女房を売るくらいだから賭博に近い投機的なビジネスをやっていたのだろうし、奴隷も遊郭も同じようなものに違いない。この話をどう読むか、だ。

 昔あるブログを読んでいたら、この話が出ていて、「老婆餅売りはバイタリティーがあって素晴らしいし、女房を思いつつけ取り戻しているからいい」とあって、私はそうかよと思ったのを記憶している。

 まあ旧時代の話なのでまともに考える意味はないのだが、暇つぶしに考えてみると、まあまずは餅売りは禄な男ではないということだ。そもそも失敗するような事業をする男は禄でもない。賭博で財産を失ったバージョンがあるように、賭博に近いビジネスで財産を失ったと予想されるし、そういうビジネスにほいほい飛びつく男は、危機管理意識がないので私はいいとは思えない。餅売りが餅で成功したように、地道にやるのがいいんじゃないかと思う。地道にやれば、女房を売る羽目になるような失敗はしないはずだ。

 また「女房はモノかよ。」ということだ。事業の失敗についても男が自分で責任を負うならそれはそれでいいが、失敗の責任を女房に押し付けているのが気に食わない。まあ旧時代だから、女房は男の持ち物であり、女房を売ると言うことが責任を取るという意味だったのだろうけどね。女房はパートナーであって、モノじゃないと私は思うし、普通女房を苦しめるような失敗はして欲しくないものだ。そのへん、男の誠意を感じないから嫌だ。それからこの部分は同情できないでもないが、「老婆餅」という名前が残っているくらいだから、女房を買い戻すとか言いながら餅売りをしていた可能性があり、そーゆー同情買い的な部分が嫌だ。そもそも餅売り男が賭博或いは賭博的事業に失敗するのが悪いんじゃないか! 因果応報なのにね。

 結論からすると女房は買い戻され、幸せに暮らしたということになっているが、私は「本当に幸せなのかよ」と思ったりする。女房をもののようにしか思っていない男と暮らしたって碌なことはないだろう。まあ遊郭よりはいいかも知れないが、もしかするともっとまっとうな男に請出されたかも知れないし(まあ数年後に請出されていないのだから、碌な女ではなかったのかも知れないが)、奴隷をしていたにしても、どうせ男に買い戻されても男の奴隷(モノや財産としてしか考えられていない)なんだから、貧乏な男の奴隷よりも金持ちの奴隷の方がまだましかも知れない。

 「老婆餅」のエピソードは、美談らしいが、本当に美談なのかよと思ったりもするわけだ。まあ要するに私が暇人であるということで、暇人のつぶやきにお付き合い頂いたことに感謝する。

注*中国語の「老婆」とは、日本語のニュアンスで「女房」。

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2006年11月23日 (木)

御伽噺はもう聞きたくない

中国に住んでいてうんざりするのが「御伽噺」だ。

○○プロジェクトの話がある。××と私で投資して、素晴らしい○○プロジェクトを作り上げ、△年後には利益を出し、○○業での有名企業となる。

などだ。

ふーん、確かに人脈があるのはめでたいことだ。でもさ、そこって昔□□社が投資して、放置されているんだよ、何故放置されてるのかいな? それに××と投資してって言うけどさ、中国って複数の個人が投資して上手くいくのって、ずごくまれだと思うんだけど。それに投資するっていったて、投資金額はどうするの? あんたの本業は?今充分生活できているんだから、本業を真面目にやったほうがいいんじゃないの? 投資額が回収できなかったらどうするの? 家族はどう考えているの? 聞いてもいないんじゃないの? 

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2006年11月21日 (火)

ふーん、あたしのパクリがあるそうな。

今日はお昼にある会合に出て、仕事について語った。その席で知人のおじ様に話しかけられた。
「君は最近なかなか活躍しているなあ。先日国内線に乗ったとき、配られていた”環球時報”に、君の文章が出ていたよ。」とのこと。豆鉄砲食らった鳩のようにきょとんとしていたら、横から別のおじ様から「それって、ぱくられたんだよ、ぱくりだよ。」とのこと。ふーん、そーか?結構笑えるワイ。

「そりゃー、本当ですかい? 知りませんでした。あたしも見てみたいですねぇ~。もぉ、なんで持ってきてくれなかったんですかい? あっ、はっ、はっ。」とまずは反応したが、さて問題はここでどう考えるか、だ。”環球時報”様に取り上げていただいたことを光栄と思い嬉しがるか? それとも権利を侵害されたと怒るか? 

まあ現物見てないし、なんとも言えないが、とにかく、ふーん、面白いものだ。。”環球時報”様はよっぽどネタがないんだろうか? まあ私の文章は、私自身脳みそが至ってシンプルなので、内容が簡潔にならざるを得ないから、中国人の人が訳す場合でも多分訳しやすいと思うけどね。

それにしても、どういう取り上げられ方をしているのか、或いは誤訳によりニュアンスが変わっていないかが結構気になる。もうすでに結構変人だけどさ、実際より更に捻じ曲がって変人ぶりが流布されたら嫌だなあと思っていたりするからだ。(⇒あきらめな、と言われそうだが。)まあ知らぬが仏だし、本当に”環球時報”様に転載されていたかどうかも確認できないので、まあ放置しておく。

例によってくだらないことを妄想するのが好きなので、本当だったらどうクレームを入れようかとか、脳みその中で一通り考える。青筋立てて権利侵害だと怒鳴ろうか? まあめんどくさがりなので考えるだけで終わりなんだけどね。

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2006年11月20日 (月)

冬がやってくる!

 11月も半ばを過ぎたので、私の住まうボロマンションも私の働くボロオフィスでも全館暖房もはじまり、暖かくて心地よい。土曜日は暖かかったので、ウールのスーツのまま三里屯を散歩してそのまま太平洋百貨に行き、友人と待ち合わせをしたのだが、喉がおかしくなった。やっぱ北京は東京じゃないから、備えがあったほうがいいね。

 ところで備えといえば、先日お昼の休憩時間に、いつも中国人スタッフがテレビをつけるので、私も見ちゃうんだが、テレビショッピングで電気保温型のスラックスが売られていた。確かにあったかくて便利だろうが、例えば山とかで履いて、急に電気が切れちゃったら、本当にまずいし、それで死に至った場合訴訟問題になるだろうなあと、勝手に想像してしまった。まあ、中国人があえて電気スラックスを信じて山にいくとも思えないが。

 まあすなわち、冬到来である。寒いのが嫌いだけど、スキーシーズン到来と勝手に思って、気分を高揚させようと思う。

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2006年11月19日 (日)

しつこいが、その後のSK-Ⅱ

 昨日は用事があったので、太平洋百貨に行った。冬物バーゲンで「200元購入で100元のお買物券プレゼントキャンペーン」をやっていたので、大賑わいだった。

 入り口の化粧品コーナーでは、SK-Ⅱのカウンターがなくなっていて、中仏合弁の自然派化粧品会社と香水会社のカウンターになっていた。ふーんと思う。あこそまで騒がれたら、後で安全と言われたってそりゃあ、影響あるわなあと思う。

 ついでに2階のファッション階のところで、知人の駐在員のおっさんが、見知らぬ中国人ぽい若い女性と買い物をしているのを見かけた。「ん? この人単身赴任のはずだったんじゃん?」と思ったので、気が付かない振りをしてた。こういうのは見なかったことにするに限る。見ざる聞かざる言わざるだ。あっ、言ってるけど実名ないし、いいよね。

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2006年11月18日 (土)

こういうのって、日本では見かけないが。

 バタバタしていて美容室にいけない時期が続いていたが、昨晩残業の後、8時過ぎに自宅近くの美容室に行ってきた。もう8時をすぎていて、オーナーもチーフもいないので、美容室はだらけきっていた。客は私一人しかいなくて、私は見ちゃいないのに、テレビをつけていた。呉大維が司会をする歌番組で、香港や台湾や大陸の有名歌手が歌をうたっている。私は髪の毛を染めていて、中国だから店の店員もたくさんいて、2人掛りで染液を塗ってくれるんだが、この2人はテレビできれいな女性歌手(誰だかわからん!)が出てきた途端、ぼーっと口をあけて、手を止めてしまうのだ!! こっちは残業で疲れてるんだ、早く帰りたいんだから、早く染めておくれ! 

 とはいえ、ぼーっと口を開け、テレビに見とれている店員をみていたら、怒る気もうせてしまう。あー何て間抜けな顔なんだと思ったら、心の底から笑えてきて、思わず笑ってしまった。店員が私の笑いをみたので、「まったく、あんたたちは、歌手がでてきたとたんに、ぼーっと口を開けてテレビに見とれちゃうんだから、しょうがないわねえ。働きなさいって!」と笑いながら冗談めかして言ったら、相手も大笑いした。

 それにしても中国人は我々日本人より素直だ。というか、美容室にいるような中国人は、どれも地方から出てきたばかりの若者だから、多分純朴なんだろう。きれいな歌手が出てくると、思いっきり見とれるし、アイドルが奇声をあげると即その物まねをしたりする。あまりのアホっぷりに見ている私としては癒され、思いっきり笑って楽しませてもらった。

 ところで「あんたたちは、何でそんなにテレビがすきなのか?」と聞いたら、お客がいるときでないとテレビをみることが許されず、勝手にテレビを見ているところをオーナーに見つかったら、1人50もとの罰金になるんだそうだ。多分彼らの給与は600-800元くらいだろうから罰金は痛いだろうし、店員達は、美容室に寝泊りしているか、安い家を借りて住んでいるから、あんまりテレビを見る機会がなくて、見るとエキサイトするらしい。ふーん。

 それにしても、私は日本の会社で働いたこともあるが、「○○してはならない」という規則をみたことはあるが、実際に「テレビを見たら50元罰金」とか施行されたのを聞いたことが無い。「テレビを見たら50元罰金」とかって、日本の労働法では許されるのだろうか? 今度弁護士の知人に会ったらきいてみよう。

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2006年11月16日 (木)

オリオン

昨日リドホテルのスーパーで買い物をした。お目当てはロッテ新発売の袋入りのミニケーキ「紗紗」。中身がしっとりしていて、しっとりとしたチョコレート生地にホワイトクリームがサンドされていて、非常に美味しい。台湾系のケーキ屋さんのケーキよりも美味しいくらいで、なかなか気に入った。

リドではオリオンの韓国製(ハングル文字のもの)のオットトモドキも見かけた。つまり中国だけでなく、韓国でもオットトモドキは売られていると言うことで、オットトの意匠権の問題は、結構根深いんじゃないかと思った。

日本のオットトやきのこの山は大好きなので、最初にオリオンのを見かけた時は「なんじゃこれ!」とブログでUPしようと思ったから購入した。子供が食べて「おいしいからまた購入して!」と言われたが、日本人の私としては、不正等競争防止法のグレーゾーンに加担するのは道徳的にどうなんだろうという意識があるので、あの味は好きだが、購入できないままでいる。

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2006年11月15日 (水)

知りたい情報

 プライベートなことなので、具体的にかけないが、ある問題点があって、その専門家でもある日本人関係者に「問題がある」と言われている。私もそれは重々承知であり、努力はしている。それでも言われてしまうということは、効果が上がっていないわけで、その場合、もしかすると努力の方向性が間違っている可能性もある。
 だから私として専門家に望むこととしては「じゃあ、どうやって対応するのか?」ということに尽きる。対応なしに「問題がある! 問題がある!」といたずらに言われても、不安を煽るだけで、何の役にも立たないばかりが、かえって害をなす。昨日は何となくいらいらしてしまっていた。冷静に対応した方がいいのにね。
 
 それで考えたのだ、日本人のものの言い方とか、報道って、いたずらに不安を煽るものが多いんじゃないかと。いじめ自殺についてだって、「いじめは良くない」というだけで、報道ではいじめが起きたらどうすればいいかがあんまり書かれていない。いじめはどの世界だって起こるんだから、良いか悪いかと、道徳で判断してもしょうがない。この世が道徳通りになるんだったら、そもそも道徳なんて存在する必要がないのだ!むしろ、起きちゃったらどーしようかという対応について専門家の意見を聞いたりした方が、現実的だと思う。

 パロマのガス事件だって、責任問題よりも、「亡くなった方がどういう使い方をしていて事故になったのか」を詳しく報道した方が、消費者に知恵がついていいと思うのだ。例えば換気扇を回すという鉄則を守っていたか?ガスの元栓を締めていたか?など、私にとっては知りたいポイントだ。それがネットでは報道されていない。

 世の中は理想的にできていないのだから、例えばいじめのない学校とか、事故のない製品とかは、決して到達することの出来ないものだと思う。だから不可能な理想を求めるのではなく、むしろどうすればいじめや事故から身を守れるのかとか、親や子供、或いは消費者としては何ができるのか、という知恵について書いたほうがよっぽど生産的だと思うのだ。

 しかし今の日本の報道をみていると、犯人探しや、パッシングばかりしていて、どう対応するとか、どうすれば身を守れるのかが全然報道されていないのだ。対応がなく、理想論ばかりいうというのであれば、それは見ている側の不安を煽るだけだ。

 尤もいじめを叩けば、私立校進学者が増えて私立校が儲かるのだし、パロマを叩けば電気会社が得をしたり、設備の買い替えが発生するのかもしれず、そういったところに消費ができて、社会が得をするのかもしれないが。それが消費社会なんだろうか?そうだとしたら、全く仕方がないものだ。

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2006年11月13日 (月)

ペッチャンコ

 結構気になるのが、路上に落ちている猫や犬や蛙の死骸。最近では郊外で飼われている犬や猫も多く、中には車への免疫がないみたいで、轢かれちゃう犬や猫も多いようで、それでも轢かれた犬や猫がそのままぺっちゃんこになって干乾びて、紙みたいに薄く引き延ばされて、ぺったり道路に張り付いていたりする。

 道路掃除人がオレンジ色の蛍光服を着て掃除をしているのだけれども、轢かれてしまう犬猫が多いのか、或いは車の通行量が多いから放置せざるを得ないのかが分からない。

 昔日本で轢かれた猫を見たことがあるが、内臓が飛び散っていて怖かった。そういう意味で、北京だと気候が乾燥しているから、早くに死体も乾燥して、気持ち悪さが軽減するのかも知れない。幽霊話が少ないのも共産党の影響ばかりでなく、気候も関係しているのかなあと思ったりする。

 昔大学時代に、ゼミで魯迅の「傷逝」(「彷徨」の中の一遍)を読み、主人公の男は、後悔も罪も感じず随分ドライで薄情で嫌だなあと思ったものだが、それだけ世界が過酷なのかもしれず、だから気候と同じでおもいっきりドライなのだろう。このドライさに、日本人の私としては、結構傷ついたりする。

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2006年11月10日 (金)

ワインの味

 国慶節休暇に、河北省のワイナリーに遊びに行って、工場見学をしている。そこで試飲したワインがフルーティーでかつ深みがあって美味しかったこと、見学中に目にしたワイン用の葡萄をつまんだところ、それがあまりにも美味しくて、4房程貰って息子と食べたのが印象的だった。ワイン用の葡萄と言うのは、日本の八百屋で売られている食用ものよりも、一粒一粒が密着している。まるでギリシアのレリーフのバッカスが手にする葡萄のような外観で、味も皮に深いこくがあって何とも言えなかった。種はやや苦いが、その苦味もワインになったときには味わいに変わるのだろうなあと思わせる。

 先週オランダ製ブルーチーズを16.5元で購入し、パンにつけて食べたとき、「ああ、赤ワインがあったらなあ~」と思った。フランスに行ったことで、「赤ワインとチーズ、フランスパンの組み合わせは最高!」ということを知ってしまい、贅沢を覚えてしまったのだ。で、今日は暇を見つけて昼休みに、会社から徒歩5分のところにあるワイナリー出資のレストランに、ワイナリー生産の赤ワインを購入に行ったという訳。2004年のボトルが188元で販売され、木の箱までつけてくれる。私はあまりワインの味が分からないのだが、この価格は得なのか、損なのか? 次回帰省の時に、ワイン好きの友人に判定してもらうことを考えている。

 話は変わるが前回夏の帰省の時に、「ビール味比べ」と銘打って、中国産ビールを友人への土産に配った。友人と会うのは喫茶店か飲屋か食事屋なので、さすがにその場で試すわけにはいかず、結局品評は聞いていないが、どうだったんだろう? まあ「こーんな、重いもんを、わざわざ中国から運ぶなんて、あんたも物好きだねえ~。」とは言われたが、、、、。だってさ、中国からもってくもんなんて、そんなにないし、航空チケットも高いからさ、運ぶものがないと損だと思っちゃったりするんだよね、なんかさ~。

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2006年11月 9日 (木)

北朝鮮の料理屋さん

 息子が好む、行きつけの北朝鮮の料理屋さん「平壌海棠花餐庁」のお写真。ウエイトレスのお姉さんの制服が、なんともいえなくっていいでしょう? 入り口のところでは、チョゴリを着た美人のお姉さんが出迎えてくれて、けっこういい気分。女の私でも、しっとりした美人に丁寧に扱われるのはとても嬉しいものだ。息子はここの豚バラ焼肉50元がお気に入りの様子である。ついでに美人も好きなのかしらん?

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2006年11月 8日 (水)

きのこの山の一考察

企業法務をしている友人からメールが来たので、これ幸いと、明治きのこの山についての解釈をお願いしてみたら、回答は以下の通り。
「なんだ、ただ飲み歩いているだけじゃなかったんじゃん。ちゃんと仕事もしていたのね。」と友人を見直す一瞬でした。

> 要するにこれって、森永おっとととか、明治きのこの山のコピーですよね。(BYあたし)

知的財産権方面はちょっと専門外なのですが、分かる範囲で。

この手の問題はよくあるようですが、ほとんどのケースで権利の
登記が先ずされておりませぬ。侵害を問おうにも元の権利が
成立してないって訳です。

おっとっとにしてもきのこの山にしても、もう20年以上も前からある
お菓子ですよね。あの当時、海外でまで権利登録するなどという
ことをしていた企業は皆無です。

そうこうするうちに、後発の業者の方が先に権利登録すると、
クレヨンしんちゃんみたいな話になる訳ですね。

日本だと、不正競争防止法を根拠に差し止めなどを求めることも
可能ですし、中国でも不正競争防止法はありますので同様の
ことは可能ではあります。

ただ、贋物だと工商局なりの公的機関が取り締まってくれますが、
不正競争防止法に基づく差し止めは自分で請求せねばなりません。
明治が既に中国でおっとっとを沢山売っていて、贋物によって
蒙る経済的打撃を相応の代価を払っても排除せねばならない、
とでもいうなら別ですが、なかなか一つ一つの対応は難しいでしょう。

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北京大学に遊ぶ

 先週仕事で北京大学に行ってきた。私は留学したことがないので、中国の大学というものを知らないから、気分はうきうき留学生気分であった。(⇒自分がどう思おうと、傍から見たら、ただのおばさんなんだけど、自分では自分の姿が見えてないってのは、得なことだよね~。ちょうど鏡もなかったしさっ。)

 面白いと思ったのは、天理教っぽい建物が実は多かったと言うこと。こういうのは懐かしくって、好き。それから写真にある闇に浮かぶ綺麗な洋風建築は図書館で、多分日本の寄付で作られたと言ういわくつきのものだと思う。

 それからむかし、20年近く前に、中国語を習い始めたとき、教科書に「北京大学未名湖」という地名が出てきていたのだが、やっと20年後に本物を見れて感動した。但し5時を過ぎ真っ暗だったので、撮影していない。道を聞いたらお姉さんが未名湖を案内してくれたのが、嬉しかった。地方出身の人は、北京の人より親切かも知れないと思う。元々ここは寺だったんだとか、いろいろこの辺りの歴史を教えてもらい、彼女の故郷の話などを聞いた。なんでも山西の炭鉱町の生まれで、貧しいというのは悲惨なことだし、話も合わないという話をしてくれた。

 写真は北京大学の食堂、けっこうきれいなのでびっくりだ。おなかがすいたので何か食べようと思ったが、ICカードを買う必要があり、カード代もかかるし、二度とこない可能性が高いので断念した。それで構内を出て、そこからは疲れたのでタクシーに乗り、五道口までいき、留学生で有名な「ばんり」というとんかつ屋に行って、食事をして帰った。

 「ばんり」は日本人留学生ご用達のお店として有名だ。しかし私がみるところ、きっちゃない、普通のとんかつとカレーの定食屋である。値段は20-30元くらいなので、日本料理店としては安めの価格設定。凄く込んでいて、私の前に一組のカップルが並んでいる。私の考えとしては、並ぶほどの店でもないし、でもせっかく来たし、二度と来ない可能性もあるから、せっかくだから食べてから帰りたいと思った。で、店員に「相席頼んで頂戴」といったところ、自分でやれと言い返されたので、女性が一人で食べているテーブルで相席を頼んで、食事をすることになった。

 後々彼女に話しかけられて、イントネーションが違うので中国人だとぴんときて、「日本語お上手ですね」とおせいじを言ったところ、しかめっつらで「日本人じゃないと分かるんだから、日本語が上手くないということだ。」と言い返された。うーんだからね、そういう反応が日本人じゃないっていうの!! 聞けば彼女は首都師範大学で日本語を専攻し、今は大学で日本語を教えているらしく、多分すごーくプライドが高いんだと思う。だいたいネイティブと同じように話せるなんて土台、無理な話しだし、無理なものを追及するなんて! あたしなんか、とっくに中国語向上を放棄してるぜ。

 そういえば私の合弁時代にも、こういうタイプの中国人がいて、本質も世界も違うんだからライバル視されたって困るのに、何かというと、比較や嫌がらせをされたことを思い出した。多分合弁の彼女は、比較でしか物事を計れなかったのだと思う。彼女にとって私は憧れだったのかしら? うっふん。(→そう思っていたほうが幸せなので、そう思うことにする。) かわいそうに~。

 ばんりの彼女も、軽く流しで笑い話をして、店をあとにした。メニューは「おろしとんかつ」。一応ヘルシー志向。彼女には「何度も店に来ているが、相席を頼まれたこともないし、他のお客さんとも会話したことがない」といわれた。私が中国ナイズされているせいか、それとも元々田舎町の出身で「大阪のおばちゃん」っぽいところがあるせいなのかは、自分でもよく分からない。

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