SK-Ⅱ問題をどう読むのか?
日経Bpの莫さんは「SK-Ⅱ問題は、日本側が中国産ねぎの輸入停止などをした報復ではないか?」と書いているが、そうとも限らない面があるんじゃないかと思う。だって日本製品の化粧品だったら、他にもずっと有名なブランドがあるんじゃないんだろうか?
先日たまたま化粧品業界の人とご一緒して、SK-Ⅱ問題について、いろいろ無駄話をした。SK-Ⅱについて、化粧品業界の人は、もちろん日中関係もその一因かもしれないと指摘している。しかし元々SK-Ⅱについてはたたかれても仕方がない要素があったんじゃないかということだ。前にも指摘したが、誇大広告の問題もあった。それに彼等はアメリカのP&G資本だから、アメリカ流の成果主義を取っていて、売り上げで個人の成績が決まるところがあって、例えば「200元お買い上げの場合、100元の商品券」など、あまり利益の出ない仕組みになっていて
いるらしい。だから売り上げの割には税務局に貢献していない部分があって、そういうのが睨まれる原因になっていたんじゃないかということだ。
SK-Ⅱについては、私はずっと日本ブランドという意識がなかった。だって大昔だが、大学生になって化粧デビューしたときにお化粧講座のご案内の中にSK-Ⅱがなかったような気がする。しかし今月号のOGGIにはSK-Ⅱの広告があって、多分ここ数年で日本でのシェアを伸ばしたんだと思う。
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