« レストランへの飲食物持込 | トップページ | 街をお散歩 »

2006年10月20日 (金)

とんでもスパイ

 今日は商工会の部会に参加したのだが、理事会で大使館員の方が話したというお話の報告が面白かった。

 なんでも上海領事部日本人職員のスパイに脅迫されたことによる自殺事件の例があるが、それに類似するような事件が民間企業の代表者をターゲットに発生しているのだそうだ。在任中何にもなかったからといって安心してはならず、帰任してから5年くらい経って、娘が結婚するときになって、中国人が「こういう写真がある」といって、まず~い写真をもってきちゃうことがあるそうだ。だから行動には気をつけましょうね、一流ホテルのカラオケなんかにも当局の人がいて、監視されているんですよ、というお話だった。

 なんか、この話を聞いて笑ってしまった。この話が本当だったとしたら、中国の当局が一生懸命張り込んで弱みを握ったのだが、個人的な「娘の結婚式」レベルでしか、弱みが活用できなかったという話になる。弱みを使えるチャンスがないまま5年経っちゃったから、当局の人が負け惜しみ的に活用したってことなんだろうか? 労力の割りに得られるものが少なすぎるというものだ。

 まあ娘の結婚くらいしか、弱みを使うチャンスがないというのは平和なことである。だからこそ、被害者は大使館に報告ができたのだろう。しかし本当に浮気写真を持ってきたのは当局なんだろうか? そのあたりも疑わしいんじゃないかと私は思ってしまう。相手の中国人女性とかその関係者の可能性だってあるんじゃないだろうか? それをわざわざ「当局」といって脅かした可能性もある。
 
 まあ、大使館員の事件のように、首根っこを抑えられてトンでもない目に遭う可能性もなくはないのだから、気をつけることは必要なのかもしれない。

|

« レストランへの飲食物持込 | トップページ | 街をお散歩 »