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2006年10月 2日 (月)

カフェで一服

 10月1日から中国は国慶節(すなわち建国記念日)の連休となる。 友達から電話で「お客様のためにカフェをプロデュースし、今日がソフトオープンなので遊びに来て」といわれたので、子供を連れて、友達の店に向った。

 友達の会社がプロデュースしたカフェは朝陽公園の中にある。朝陽公園は丁度休日で気候もよく、天気もいいので、地元民でごったがえしていた。公園内は舞台で司会者が司会をして出し物をしていたり、露天が出て羊肉串を売っていたりして、大変な人出である。その一角にソニーのエクスプローラの建物があり、現在オープン準備中なのだが、その付属施設のカフェを友人の会社がプロデュースしたというわけだ。

 店だけ見れば「あら、ここは銀座? それとも表参道?」という素晴らしいセンスの店で、フランスの高級カフェの制服の仕立て上がりみたいなのを着た格好いいお兄さんとお姉さんがいて、私を見て、にっこりと微笑む。とってもいい気分。
 特にお姉さんの制服がいかしていて、頭に地味な黒いリボンにおしゃれな白シャツ、黒いエプロンと、おしゃれなんだけど、一歩間違えるとメイドカフェのようで、私の心をくすぐる。(もちろんメイドカフェのように、制服が派手ではなく、もっとずっとセンスがいい。)

 コーヒーやサンドウィッチを売っていて、私はバナナチョコのホットサンドと、蜂蜜チーズトーストを頼んだが、味が絶妙で素晴らしかった。非常にお勧めである。値段はホットサンドやトーストが20元/皿と中国標準ではやや高めだが、日本ではこーんなおしゃれなカフェをこんな値段では楽しめないと思われるので、やっぱりお買い得だと思う。
 北京では廉価でおしゃれな店が山ほどあるので、だから日本に帰ったときにおしゃれな店に行きたいと思えなくなってしまう。だって日本のおしゃれな店は高いんだもん。表参道は大好きなのでよく行くが、貧乏人なので、きれいなカフェは覗くだけで充分おなかが一杯になるのである。

 このカフェは、多分連休でない時期に行くともっとお勧めであると思う。と、いうのは、連休で公園に来るのは庶民なので、羊肉串が似合う人達がそのへんをほっつきあるいているからである。外の景色とカフェの情景が合わないなあと思っているが、まあ羊肉串が似合う人達は店に入らないと思われるので、外をきょろきょろ眺めなければ、気分は表参道のままで、大丈夫である。

 普段の人の出がないときに、美しい緑を見ながらコーヒーを頂くのにいいだろう。私は、非常にいい気分になった。この連休は、日本に帰らなくても、日本に帰った気分になれたというもの。ちなみに今店に行きますと、私の送ったバラの花が見れますよ。あっ、そんなもの見たくない?

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