« 寒い | トップページ | 秋の空 »

2006年9月 8日 (金)

9月9日分 内部崩壊

 家主委員会のその後について、うちのお手伝いさんから情報を得た。中国人というのは横のネットワークがすごいのでたいしたものだ。外で「女主人が変人だ」と言われていないか心配だ。(笑)

 不動産管理会社の策略で、ボイラーの改修とか何とかで、お湯が使えない数日が断続的に続き、主に老人が音を上げて、今は約半数の家で家庭設置用のボイラーを購入したのだという。主にやや若い世代について、ボイラーを購入していないのだという。若い世代であれば勤務していたりするので、勤務先にシャワーがあったりするので、大型ボイラーがあっても音を上げずに済むのであろうと思う。

 私は1998年から2000年まで、日系企業がたくさん入居しているビルで働いたが、住処のボイラーの調子が悪くお風呂に入れないときには、そのビルの地下にあるシャワールームをかなり活用していた。そのころから私は結構現地化していたので、上司がいない期間は、こっそり昼休みにシャワーを使ったりした。まあ、中国に長い人なら経験があると思うが、午後に洗い髪がぷーんと香っている中国人職員は昔は少なくなかったのである。まあ住宅事情が昔は悪かったから、休憩時間や仕事の後に職場でシャワーを浴びる人が多かったということ。それに女トイレにストッキングを洗って干してから帰えるような中国人職員も多かったしね。
 シャワールームでは、女性達が隠すこともなく裸体をさらして順番待ちをしていたので、私は下手に隠すのが却って恥ずかしく感じたので、それ以来日本に帰ったとしても、風呂屋とか温泉とか、女だけの世界で裸になることにまるで抵抗がなくなっている。決してナイスボディーの持ち主ではなく、腹がたるんでいたりするのだが、まあ隠すほどのものでもないということなんだろう。

 老人達は、ずっとマンションの敷地内で暮らしていて、出かけるのは「免費班車」での買い物くらいのものである。すなわちスーパーの販促のために存在するスーパー無料送り迎えバスに乗って、スーパーに行くくらいなものである。けちな老人も多く、無料バスにのっていくのに、何も買わずに帰る人も結構多いらしいし、いつもこの無料バスは人でいっぱいだ。スーパーに行くのではシャワーはないし、だから耐えられずに家庭用電気ボイラーを買ってしまうのであろう。

 まあ電気ボイラーを買う人が増えれば、マンションの石炭ボイラーが運転されなくなり、私も電気ボイラーを買わないわけには行かなくなるのであろう。家主委員会も全くちゃちなものである。もっとがんばって欲しかったものだ。

 

|

« 寒い | トップページ | 秋の空 »