日本も危ない
スイカが思う存分食べられないということで、中国で荒れていたが、日本に帰ったときに「日本の食品だって、そんなに安全じゃないジャン」と思った。親が買ってきた肉を買ってきてから数日後に食べたが、多分亜硝酸か何かを使っているのであろうか(工場での経験により予想)、数日経っても肉が赤いままだったし、親が買ってきたさいころステーキ(合成肉)は、よく分からない味であった。
親が年を取っているせいか、私の料理を食べたがらず、デパート地下のお惣菜やスーパーで売られている冷やし中華とかをしこたま食べた。安全であるのだろうが、これらについても「詰らん!」と我は思う。特にスーパーの冷やし中華類は、メンもたれも売られているので、誰が作っても同じ味である。確かに簡単で便利で外れがないが、つまらないといえば、つまらないものだ。「家庭の味」というものがないわけだし、作る側としても、今日は「すっぱすぎたから、今度はお砂糖を多くしよう」とか、工夫をする余地もないのである。動物園の飼育係りのように機械的に物を切り分け、作業するのは決して料理ではない。そこに工夫という楽しみは存在しないのである。
確かに便利ではあるが、「便利というだけでいいのか?」ということを強く感じでしまった。まあ現実に日本に住んだとしたら、忙しさにかまけて料理ところではなくなってしまうから、やっぱり便利なものは必要なのだろうし、現に中国でもお手伝いさんにレシピ通りに作業してもらっているばかり。
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