危ない!
ブログを見た友人からメールがあって、糖分注射スイカについて「砂糖を注射しただけなんだから、別にいいじゃん」という、気楽なコメントがあった。ぶぁっかもーん! 彼は本当に中国に駐在していたんだろうか? おおかたへらへら飲み歩いていただけに相違ないと思うし、所詮他人事ということなんだと思う。まあ妙に親身になられるのも怖いし、彼はそういうお気楽なところがいいので、そのまま放置する。
中国の農村は日本の農村とは全く違う。田舎の教育レベルが低くて、衛生観念の薄い農民が糖分注射をするのである。注射器が衛生的かどうか分からないし、使われる色素や砂糖や水が衛生的かどうかなんて、分からないじゃないか! むしろ危ないんじゃないかと私は思っている。
すべてのスイカが糖分注射ではないし、多分本当に一部なので、気にしない人はそのまま食べているが、私やうちのお手伝いさんのような気にする人は気にしているというのが、北京のスイカの現状である。だから多分、食べてもそう問題はないのだと思う。要するに私やお手伝いさんの肝っ玉が小さいだけである。
私が報道を見すぎているのだと思うが、レストランやホテルで回収したごみや油から、食用油を不法に再生している農民の映像をみてしまったりすると、小汚い露天で食事をする気にはなれない。再生といっても、汚いゴミ捨て場で廃棄油を煮て不純物を取り出し、油にして売っているという代物だからだ。
中国人の消費意識は高まっていて、大手食品会社だと訴訟問題や信用問題になるので、大手の食品は問題が少ないといえる。しかしこうした末端部は裁判しても仕方がない相手なので、いまだに野放し状態になっている。時折報道があって、状況について指摘されているという状況なのである。
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