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2006年8月31日 (木)

日本で思ったこと

日本に帰って思ったこと。

1.パロマ湯沸かし器事件、シュレッダー事件

 メーカーの責任を問う事件。私は中国に住んでいるから、湯沸かし器が不完全燃焼して人が死ぬ事件とか、けっこう聞いている。だから常に注意している。私もうっかり換気扇をつけるのを忘れて、台所で髪の毛を洗い(⇒原始的ですねえ)、部屋がガスくさくなって、危ない危ないと思う場面を体験している。
 そりゃあ湯沸かし器は、買った当時は安全だろうが、前に使っていた人がどういう使い方をしていたかなんて分からないし、製品が今でも安全とは限らないので、換気扇をつけてから、湯沸かし器を使うのは常識だと思うのだが、それでも事故になったのだろうか? そうでなければ使う側が不注意だったのではないかと私は考える。やはり自分の身を守れるのは自分だけなのである。

 シュレッダー事件も不可解。シュレッダーなんて業務用なんだから、何故そんなところで2歳児が遊ぶのか不明である。買って設置しているのも、子供を放置しているのも親なんだから、親に責任があって、メーカーとしてはPL責任は果たしているんだから、謝る必要はないのではないかと思うが、一応謝っておかないと世間がうるさいということなのだろう。私もシュレッダーを使用しているが、やっぱり一気にたくさんの書類を粉砕できるというところに味があるのだと思うのに、差込口を小さくされてしまったら、嫌だなあと思ったりする。

 メーカーが対策を練るのはいいことなんであろうが、「こうやったらこういう理由で危険なのよー」とか想像を働かせる部分や考えたり注意したりする部分がなくなっちゃうのは、いいんだろうかと思ったりする。日本は安全だろうが、海外の発展途上国は安全対策がなっていないわけで、そういうところに「安全であって当然」という頭でいくことは、本人のためにならないような気がするし、本人が注意しなくてもメーカーが注意してくれるという他人任せなシステムというのは、単なる甘やかしのような気がする。大人になると、自分が何とかしなければ、どーにもならないことがわんさかあると私は思うし、私自身それでいろいろ苦労もしているが、大人になっても誰かが何とかしてくれると思っている人が実はこの国には多いのだろうか? そうだとしたら、詰まんないだろうなあと思う。

2、オウム事件のその後

 大きな書店でふらっとしたとき、宗教の棚をぼおっと見る。恩師2人がオウムについて書いているのを見て面白く思った。 日本は犯罪者に優しい国だと思う。未だにオウム教祖のご家族は信者のお布施で暮らしているらしいからだ。それが本人にとって幸せなことなのかは分からないが、まあ中国だったら、瞬く間に関係者の多くが死刑になったり、弾圧を受けることだろう。
 ましてや誰もオウムを研究することなどできないだろう。多分誰も中国では法倫功を研究していないと思う。研究することによって、現在の社会のゆがみを理解し、再発を防ぐということになるのだと思うが、中国に長く暮らしていると、ちょっと違う考えになってしまう。再発を防ぐには密閉し、なかったことにしてしまうのが一番いいことだと思う。
 

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大学生の就職難

 中国の大学新卒者の半分が就職しないというニュースを見た。多分中国が豊かになったせいだと思う。私の中国人の姪は、大学を出て政府機関の下属企業に就職しようとしたが、「あまりに給与が低い」という理由で、すぐにやめてしまってぶらぶらしている。いまや大学生はエリートではないのに、意識のみはいまだエリートであり、はじめっから高い給料じゃないと嫌なようである。仕事のスキルがあってこそ、はじめて自分を高く売れるわけだから、まずはじめに仕事に取り組んでみて、仕事とか社会のシステムをまず知ることが私は必要だと思うのだが、そう考えない人は中国に限らず多いようだ。

 私の日本の親友は日本で夜に美術学校に通っているのだが、そこでの同級生に若者が多く、自分ならではの何かを志しているのを目にするという。彼女も私も、若者に対して「がぎられた条件の中で、自分らしさを表現していくのが仕事。はじめっから自分の思うとおりになんかならないし、経験がない人が思うとおりのものを作っても、いいものを作るのは難しいから、まずははじめてみればいいのに。」と思うのだが、吾が親友いわく「それが分からないのが、若者というもの」なのだそうだ。そうかも知れない。

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2006年8月30日 (水)

その後の家主委員会

 私の住まう中国人向けマンションでは、管理会社の側からボイラールームを廃止し、各戸に電気ボイラーを購入させる話しがあり、それに反対して家主による家主委員会が設立されようとしていた。管理会社の提案は、不動産管理費や暖房代を支払わない家主の存在による。こうした費用が支払われないからこそ、全体ボイラーを維持することができないのである。家主の側からすると24時間温水だからこそ、不動産の価値があるということらしい。

 その後話がどう進んだのか分からないが、帰ってくるなり温水が使えない状況が5日間続いた。ボイラールームの故障によるというが、目的があるんじゃないかと私は思っている。昨日マンション群の掲示板を見に行ったら、家主委員会のメンバーの紹介が貼りだされていた。以前の候補者名簿では合計10名でうち2名だけが不動産管理費を支払っていて、その他8名が不払いであった。しかし今回選挙で選ばれた人間は10人のうち不動産管理費未払いは2人だけで、何らかの調整や意図が働いたのではないかと思う。面白いと思った。

 中国では長く共産党の時代が続いたから、住宅や暖房は無料という意識があったのだという。それに払わないで済むのなら誰も払いたくはないだろう。しかし払わないからこそ、こういった問題が発生し、その結果不動産価値が下がる可能性があるということを、中国人が意識しはじめるというのが、現在の状況なのだと思う。

 不動産管理費が支払われていないという問題は、実は中国のあちこちで発生している。中には不動産管理会社が強硬手段に出るケースもある。昔の家主が管理費を払わないまま不動産を転売したケースで、管理会社が新しい家主に嫌がらせをして、過去の管理費を支払わないと水道電気を止め、内装工事をさせないなどである。中古不動産を購入する場合には、こういった過去の関係についてもクリアにしておくべきなのだろう。

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2006年8月29日 (火)

心と体

 昨日のブログを読み返してみたが、暗い。実は昨日は体調優れず、会合をキャンセルして早々に帰宅したのだ。やはり体と心は繋がっているのである。体に元気がないと心まで暗くなってしまう。

 日本に帰省したときに、スポーツマニアのおっさんから、ストイックに運動してダイエットする重要性を説かれたが、まあ私もダイエットとまではいかないが、ある程度体力づくりをする必要があるんじゃないかと思った。実は友人の中にジムで鍛え上げている女性がいて、その若々しさがまぶしい。意識的に心技体の充実を図る必要があるということだろう。

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2006年8月28日 (月)

プロセスか結果か?

 「目標を持ち、そのビジョンに向って努力する」のは、素晴らしいことらしいが、最近はほどほどがいいんじゃないかと思う。

 私は永住権のために、中国からの出国をあきらめたり、或いは中国人の同僚に脅されたし、転職したくとも出来なかった。これらのことは私の精神状態を追い詰めたし、追い詰められたからこそ途中で降りられなくなった側面がある。ここであっさり白旗を揚げられるような、肩の力の抜けた性格であったならばと思う。周囲を見渡しても私のような第一子は、へんなところで肩に力が入ってしまうことが多いように見受けられる。

 永住権というものが当時の私にとっては輝く目標であって、その目標のために全てを抑えていた。しかし私が永住権を手にした時には、永住権の特別待遇はなくなっており、表彰されると口頭で聞いていたがそういうこともなく、生活は何も変わらず、永住権が非常に色あせて見えたし、永住権のために自分の精神状態を犠牲にし、幸せが奪われていたことに改めて唖然としたものであった。私は何をやっていたんだいということだ。

 ずっと自分を抑えてきたので、抑えることが普通の事になってしまっていて、結局自分がどうしたかったのかが分からなくなり、いつもの癖で「こうした方が得」とか「こうするべき」とか「私以外は誰も責任をとらない」という観念で判断し、更に自分を抑え込んでいるのだが、まあこういうのが私自身なのだから仕方がないんだと思う。

 末っ子の友人と話すと、彼らにはこういう気負いのようなものが全くないのが、とてもうらやましく思えるのだが、
人によっては、あまりに気負いがなさすぎて、あまり良い結果になっていないので、どっちもどっちなのだと思う。要はバランスなのだなあと思うので、周囲をよく観察し、時機を見て、あまり気負わず、楽しくやりたいものだと思う。

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2006年8月27日 (日)

日本も危ない

 スイカが思う存分食べられないということで、中国で荒れていたが、日本に帰ったときに「日本の食品だって、そんなに安全じゃないジャン」と思った。親が買ってきた肉を買ってきてから数日後に食べたが、多分亜硝酸か何かを使っているのであろうか(工場での経験により予想)、数日経っても肉が赤いままだったし、親が買ってきたさいころステーキ(合成肉)は、よく分からない味であった。

 親が年を取っているせいか、私の料理を食べたがらず、デパート地下のお惣菜やスーパーで売られている冷やし中華とかをしこたま食べた。安全であるのだろうが、これらについても「詰らん!」と我は思う。特にスーパーの冷やし中華類は、メンもたれも売られているので、誰が作っても同じ味である。確かに簡単で便利で外れがないが、つまらないといえば、つまらないものだ。「家庭の味」というものがないわけだし、作る側としても、今日は「すっぱすぎたから、今度はお砂糖を多くしよう」とか、工夫をする余地もないのである。動物園の飼育係りのように機械的に物を切り分け、作業するのは決して料理ではない。そこに工夫という楽しみは存在しないのである。

 確かに便利ではあるが、「便利というだけでいいのか?」ということを強く感じでしまった。まあ現実に日本に住んだとしたら、忙しさにかまけて料理ところではなくなってしまうから、やっぱり便利なものは必要なのだろうし、現に中国でもお手伝いさんにレシピ通りに作業してもらっているばかり。

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2006年8月26日 (土)

8月27日分 中国人の服装

 中国の社会は、日本ほどTPOにうるさくないので、中国人の服装に対する意識はそれほど高いものであるとは言えず、そのあたりで日本人上司が不満を持ってしまうことがしばしばあるようだ。私自身、自社の中国人スタッフの服装に文句があるときがあるが、彼等の立場からすると「日本人は服装にうるさい。そんなにこだわる必要があるのか!」としか思わないようだし、指摘して煩がられて不満をもたれるよりも、のびのびと仕事をしてもらった方が、最終的には得なような気がするので、私はそれについては放置している。

 そういう世界なので、私の立場からしても、職場で服装に気を遣う必要がないので楽である。もちろん対外的な仕事をするときには中国人スタッフを引き連れて外に行くときもあるからこそ、自分の服装には人一倍気を遣う。しかし一日内勤の場合には、年甲斐もなくラブリーな服を楽しんだりしている。松田聖子のように年を忘れ、楽しく青春を継続していきたいものだと思う次第。

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世の中狭い

 昨日は北京に戻ったその足で、宴会に行く。その席で思わぬ人と知り合った。吾が従兄の上司である。実は帰国の折に伯母から従兄が上海に赴任になるらしいと聞いていたが、聞くと辞令が8月末に出るとのことで、上海で一緒に食事でもしようという話しになった。「世の中は狭い」というのが吾が印象。

 人生にはいろいろあって、思うに任せないこともあるが、思うに任せないからプロセスを楽しむことができるのだし、逆にすんなり行ってしまっては面白くない。「こうして駄目ならああしてみる」という工夫は楽しいものである。
 例えば従兄と同じ会社の人とは、知り合いになってみたいなあと前々から思っていたのだが、同じ会社どころか、直の上司という人と知り合いになれたわけで、だからこそ、いつか欲しい人脈は巡ってくるのではないかと楽観的に思っている。あせらず、ゆったりと構えたいと思う。

P.S.ところで、中国を離れているうちにMIXINの暗証番号が分からなくなってしまった。ついでに何故かまたしてもMSNが開かないので、MIXIが使用不能、MSNメールも使用不能の状態。全く困ったものであるが、まあ多少義理を欠くくらいで、別に生存不能になるわけでないので、自動的に直るまで放置することにする。

 

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2006年8月25日 (金)

8月25日分 成田にて

 今成田で、これから中国に戻る。日本はいろいろなしがらみがあるし、仕事も持ち込んできたし、なかなか自由に動けずに疲れたが、仲良しの友人数人に会えたので、よかったと思う。さらば、日本。

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8月24日分 山へお参りに行く

 用事があったので、電車に乗って外出し、ついでに近くの○○山○○寺に行き、お参りをする。納札所でたまたま古い友人Nと同姓同名の奉納のお酒を見つけてびっくりした。そういえばNはここに毎年初詣に行くと行っていたから、本当にNなのかも知れない。世の中は狭いものだと思い、帰途に着く。

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8月23日分 企業受付嬢に物申す

 某大手企業に行った。受付嬢がきちんと相手に取り次がず、相手先を混乱させてしまい、不都合が発生したため、「このような仕事はいかがなものか?」とついつい詰め寄ってしまった。中国での仕事の経験が長いことがあり、問題が発生したときは、ついついその場で指摘してしまう。というのは、その場で言わなければ逃げられてしまうし、そうすると改善の余地がなくなるし、私自身も不快になるからだ。
 しかしこういった指摘の方法は日本にはあわないのかも知れないと思う。受付嬢が泣きそうな顔をしていたので、ふーんと思った。私は事実について指摘しているだけで、決して彼女の人格を否定しているわけではないのにねえ。
 

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2006年8月22日 (火)

今日も上京

 今日も上京して、東京中心地にあるビジネス街をうろちょろした。まったく今日は暑くて、ビジネスマンのシャツが汗でよれよれになっているのが気の毒である。私もスーツの上着を脱いで、タンクトップであるく。今は埋立地にいる。埋立地はおしゃれなんだが、人が少なく、あたふたと迷う。しかしホテルでネット代は0。これからお客さんとおしゃれな店で食事をするんだが、「内装代を食べている」とか馬鹿なことをいわないように、心がけようと思ったりする。

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上京する

 昨日は今回の日本滞在で初めて上京した。ちょいと暇を見つけて、昔美術好きの友人とよくぶらぶらした目黒の庭園美術館を散歩し、仕事を済ませ、都会のでかい書店で至福のひと時を過ごす。

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2006年8月21日 (月)

友達あれこれ

 土曜日に私の大親友がわざわざ地元まで遊びに来てくれた。非常にうれしい限りである。彼女と私はある意味たいへん似ており、当日も年甲斐もなく、ともにひらひらしたワンピースご着用で、酒も入っていないのに、下らない話でげらげら笑ったり、あるいは過激な話をしてしまったりして、友達はいいものだなあと思うのである。

彼女は本当にいい友人で、私は彼女から新しい目標を貰ったのだが、現状に満足せず、残り少ない滞在日程を有効に使おうと思う次第である。

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2006年8月20日 (日)

学力低下?

 私は焼き鳥が大好物である。こういった習性は遺伝するみたいで、息子と焼き鳥屋の前を通りかかったら、息子が「いいにおーい」と言い出し、私も我慢しきれなくなって、焼き鳥屋にずるずると足を踏み入れた。

 で例によってあれこれ取り混ぜて、焼き鳥を注文したところ、間違えたオーダーが来てしまった。正義感あふれる私としては、頼んでなかった「皮」を食べたそうにしている息子に1串を与えながらも、「これ、多分、まちがえだと思いまーす! でも間違えて食べちゃった、ごめんなさーい!」と言ったところ、担当のお姉さんは悪びれる風もなく、「あっ、ほんと、まちがえですね。皮は店の間違えだから無料でさしあげます」と言った。

 まあそれはそれでいいんだが、間違えても平気な顔をしているお姉さんにびっくりしたし、(わたしだったら、「あっ、やばやば」というココロが顔に出てしまうだろう。)、こんなにちょくちょく間違えて、がんがん店の欠損につけていたら、店の経営は大丈夫なんだろうかと思ってしまった。

 だいたいお姉さんは、20くらいの茶髪の方なのだが、飲み物で迷っていたときに、「ホッピーって、なんですか?」と聞いたら、ぼーっつと首をかしげ出して、「うーん、わかんないですねー」とか言い出し、私に突っ込む気力を失わせるくらいの大物であった。突っ込んでも仕方がないと、酒がまずくなるだけというものだ。まあ、確実に日本が学力低下してるのであろう。あーめん!

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2006年8月19日 (土)

お上りさん

昨日は用事があって、娘と我実家のある某田舎から、小田急線の湘南台まで行き、用事を済ませてから、更に小田急線の登戸まで行って、再び我が田舎に戻った。馬鹿な奴だと一笑に付してほしいが、なんと私は湘南台から登戸まで2時間かけてしまったのである!

 そもそも事故があって、ダイヤが乱れていたのだが、30分待った挙句、「快速急行」なる電車に乗り、大失態をしてしまったのである。

 私が小田急線で通学していた20年ほど前は「特急ロマンスカー、急行、準急、各駅停車」という分類のみで、快速急行なるものはなく、てっきり急行と同じものだと思い込んでいたのだが、そーではなかったのである。新百合ヶ丘を過ぎて、娘に「次の次が登戸だからね!」と言って、お気に入りの小説を読んでいたら、なんと下北沢に運ばれてしまったのである! ふっと車窓を見たら、とまっちゃいないのに外の景色が梅が丘で、あわてた、あわてた!娘に聞くと、「おかしいと思っていたが、あんたが自信ありげだったから放置した」とコメントされた。がーん!!!! 戻るときにはダイヤの乱れにより、各駅停車しかなくて、結果として湘南台から登戸まで2時間がかかってしまったということだ。

 ここで言いたい! だいたい日本は同じ線なのに特急だとか快速だとか、電車の種類が多すぎる!フランスだって、中国だって、もっとシンプルで、各駅停車ばっかりでわかりやすいんだぞ! わかりにくいならフォローしてくれてもいいのに、電車の車内放送はもそもそしていて、何がなんだかわかんないし(あんたの耳が遠いんだよと言われそうですね。)、だからといって駅員も表示も少ないので、たずねることもできないし、まったく不親切だ!!!
こういうアナログおばさんも、電車に乗るんだから、人件費をけちけちスンナと思う。

 まあ、単にわがままな意見にすぎないので、まじめにこんな意見を読む必要はないし、「また、あの田舎ものが馬鹿なことをいっているよ。」と笑っていただけたら、と思うのみである。

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2006年8月18日 (金)

野球を見に行く

 昨日は子供たちと一緒に、巨人ヤクルト戦を見に行った。実は野球なんて、学生時代の六大学野球以来。当時神宮で応援した高橋よしのぶさんが、プロになっていて、プレーしている姿をみて、懐かしいなあと思ったりした。

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2006年8月17日 (木)

ネットカフェにて

現在ネットカフェである。困ったことに文書を作っていたら、サーバーが落ちてしまい、文書を置いてそのまま帰るわけにも行かないという訳だ。ネットカフェというのは、よくよく考えるとしょうもない空間である。雑誌や写真集などが置いてあるが、中年の女が、若いきれいな女の写真集を見ても別に嬉しいものでもなく、だからと言って漫画を読む気力もなく(うっ、目がしょぼしょぼするー。)、雑誌だって書いてあることが似たり寄ったりだったりして、読もうという気力が湧かない。まあ、つまらないつまらないといっているもの何なので、気を取り直してワードであれこれ駄文を書いてみる。

まずはカフェにあるANANという雑誌を見る。血液型で本当のあなたが分かるそうだ。[本当のあなた]って言うが、あたしゃあ、本物じゃないのかい、それとも偽者がいるんかいな?と思う。ついでにこの本の後ろのほうを見ると、占いの広告でいっぱい。特に復活愛という言葉が目立つ。もう一度失敗しているんだったら、二度試すのは面倒だと私は思うのだが、そう思わない人が多いのだろう。 まあ本当に復活したいのなら、迷わずに何か行動すればいいし、うじうじするのは、時間とお金の無駄だと思う。 いずれにせよ、「たかが恋愛ではないか」と思うが、多分当事者はそうはいかないんであろう。まあ物事に煮詰まったときには他人目線で自分を捉え、「ふん、何をおばかなことをやっておる」と思うぐらいが、最適なんじゃないかと思ったりする。

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2006年8月16日 (水)

幸運

8月13-15日に野沢温泉へ行ってきた。なぜこんな時期に、なぜ野沢温泉なのかというと、妹が実家に帰省するスペースを作るためと(「女は三涯に家なし」を実感。せっかく日本に帰っても放浪生活だぜ、まったく!)、私は息子に日本の野山の良さを教えたいという希望を持っていて、カブトムシ狩ツアーがある宿を検索したら、たまたま野沢温泉だったからという理由で、そういうことになった。美しいブナ林に、湖など、山がきれいだったので、元ワンゲルの私としてははしゃいでしまい、子供たちをつき合わせて山を歩き回って嫌がられたが、子供たちはカブトムシや宿の犬に大喜びで、非常に満足した結果だった。宿もとても親切で大満足。ついでに帰りの電車で、諏訪湖の花火が目にできた! 日本の花火をずっと見たいと思っていたので、とても嬉しい。私は幸運だ!

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2006年8月15日 (火)

まったく

 日本に戻ってから、実家でテレビをつけているので、なんとなくテレビをみてしまうのだが、どーでもいいニュースばかりでいやになる。秋田の子殺しとか、ボクサー親子の発言がらみのニュースなどを繰り返し放映していて、つまんないなーと思う。まあ、親の趣味が悪くて、そーゆーニュースばかり流れるチャンネルがついているだけなのかもしれないが、日本は平和ということなのかもしれない。

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2006年8月14日 (月)

眠らない町

 最近毎日のように夜にインターネット喫茶に通っているので、夜の関東の田舎町をじっくり観察する機会に恵まれている。一言でいえば「眠らない町」だなあと思う。若者が駅でダンスをしていたり、ギターを弾いていたりしていて、とても楽しそうだ。お金をかけずに楽しむのはとても合理的でいいと思う。しかしそういうことをしているのは、日本では若者ばかりで、中高年の姿は見かけない。中国では中高年は公園でダンスや体操にいそしんでいるが、若者がふらふらしていないんである。うーむ、中国では若者が働き、日本では中高年が働いているということなんだろうか? 

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2006年8月13日 (日)

仁義

 私は関東の田舎の某駅から徒歩7分のところに住んでいる。うちから徒歩4分のところに15年以上昔からファミリーマートがあって、これは地元のおじさんが経営者をしていて、私の行きつけなのだが、なんと今回の帰省で、同じ駅前の徒歩1分のところに、ファミリーマートの本社がファミリーマートの店舗を出店しているのがわかった。別のチェーンならまだしも、駅前1分とはいえ、本社がフランチャイザーの近くに店を構えるのはいかがなものであろう。まったく仁義がないと思う。日本は信用社会だと思っていたが、そうでもないのだろうか? がっかりである。 

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2006年8月12日 (土)

虫取り

 実家の問題などがあって、せっかく日本に帰省しても、やはり独りでふらふらはできないので、なかなか友人にコンタクトできない。それに仕事でコンピュータに向かうのに案外時間がとられてしまう。

 しかし子供と一緒であればあれこれふらふらできるので、昨日は息子と一緒に近所の山まで虫取りに行ってきた。私が子供の頃に比べると開発が進んでしまったので、虫の絶対数が減ってしまい、せみは「声はすれども姿は見えず」状態。しかし蝶々はまだ結構いて、息子は蝶々に弄ばれていた。私はアウトドアが好きで、子供の頃にはよく蝶や蝉を採って遊んでいたので、とても懐かしくいい気分だ。子供が自然に触れ合えるという点で、日本はとてもよい土地だと、田舎者の私は思う。虫はあまり捕まえることはできなかったが、その代わりにいっぱい蚊に刺されてしまった、かわいそうな私の息子!

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2006年8月11日 (金)

食べ比べ

 早速だが、コアラのマーチの食べ比べをした。事前にロッテの方から情報収集をしたところ、「中国の機械は日本の機械を持ち込んだものだから、基本的には同じ。しかしやや焼き加減が違うかも。また決定的な違いは、販売価格の問題があって、中国産の方がチョコレートの質がやや劣るかも。」ということだった。中国でいくらで買ったか忘れてしまったが、日本の販売価格は100円。食べ比べたところ、見た目はコアラの焼印が日本より中国の方が太くなっていて、中国の方が焼けている。また子供によると、日本製の方がチョコレートがまろやかで、量も多いということだった。子供にはロッテの方のコメントは伝えていなかったので、子供たちの味覚が発達していることを嬉しく思った。やっぱりお母さんがよいからに違いない。(笑)

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2006年8月10日 (木)

帰省する

 8月9日の朝発の飛行機で北京から日本に飛んだ。半年ぶりの日本の感想は「リアル」である。

 私は桐野夏生氏の作品が好きであるが、彼女の作品に上海を舞台にした「玉蘭」というのがあるが、あの世界にあるようなふわふわした浮遊感というのが、今の中国の大都市に存在していると私は思っている。

 ここ10年以上中国は成長を続けてきており、何か勢いのようなものがある。特にわれわれ中国の日本人の世界というのは、ある意味昔の植民地時代の白人のようで、物価や安のために日本にいるとき以上の生活レベルを保っている。だから中国の中でも、私はある意味、バブルな気分に浮かれているのだ。(但し異文化摩擦があるので、仕事はきつく、いいことばかりではないが。) ところが日本に戻ると、否応なく現実が目に迫ってくる。それをどう表現したらいいのかは、まだ分からない。ある意味で安心できるし、ある意味で恐ろしい。まあ、そうやって日本が客観的に見れただけ、幸せなのかもしれないし、中国のおかげで得られたものもたくさんあるのだなあと思ったりする。まあ、最初の5年は仕事がきつくて、本当に中国が嫌いだったのだけど。

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2006年8月 9日 (水)

チベット料理屋

 今日はチベット料理屋で食事。チベット人のおっさんが、奇声をあげながら踊り狂うのを見て、度肝を抜かれる。日本企業はチベットでも商売をするんだから、全くたいしたものである。心も頭も胃袋もお腹いっぱいになったので、もうチベットに行かなくてもいいやと思う。ごちそうさま。

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2006年8月 8日 (火)

無責任

 日本の土産にしようと思って、夜中にふらふら出歩いて、ビールとコアラのマーチとポテトチップスを買い込んだ。今はパソコンの前にいるが、土産だったはずのビールを片手に、ポテトチップスをつまんでいる。ポテトチップスはLAY‘Sの中華食尚シリーズのクリスピーローストポーク味で、なかなかおいしい。「紙袋だから、荷物いっぱいで潰れちゃうから、もったいなーい」というのが、買ってすぐに食用に転化した大義名分である。ついでに「のどがかわいちゃったー。」となる訳だ。全く。

 今日はヒマを見つけて、日本に帰ったらどこに行こうかなあと思案していた。実は私は小金井の建物館に行きたいらしい。何故行きたいかというと、おうちがいっぱいあって、勝手にあがりこめるから。さらによーく考えたら、実は、私はモデルハウス見学マニアなのである。きれいなおうちが好きで好きでたまらないのだ。
 家族には「どーせ買わないのに、何故見に行くんだ?」とすごく嫌がられるのだが、モデルハウスや展示されているハウスというのは、現実に生活されているわけではないので、適度にきれいで、まさに理想そのものだったりする。阿呆なのでちょいとソファーでくつろいだりすると、まるでハウスの主人になったような錯覚をもち、高揚感に浸っちゃったりする。それがたまらないのだ! また営業の人たちが持ち上げてくれるので、お金がありすぎて使い道に困っているマダムを演じることが出来、この勝手な演技がたまらなく好きだったりする。もー、本当に、好き勝手にあれこれ言うのだ。それで結構演技が上手かったりするので、営業の人から夫に「決めた?」コールが掛かってしまうので、最近は私のモデルハウスマニアも封じられてしまっている。多分モデルハウス見学マニアの欲求が満たされていないので、小金井小金井というささやきが頭を横切っているに違いない。

 私はきれいなおうちが好きだが、おうちを買う気はさらさらない。それは無責任だからだ。将来どうなるかわかんないから、ローンは背負いたくないのだ。やっぱりお仕事は大変なので、常に嫌になったら辞められるような体制でいたいという気持ちがある。それに実際「ローンも払って子供の教育費も払って」と考えると、自分の細腕を眺め、頭がくらくらしてしまう。「~しなければならない」モードは、仕事と子供の教育で、もう充分である。子供の教育費はケチるわけに行かないし、すべては手にいれられないので、おうちに関しては夢をみて補填しているというわけだ。他人から見たら、単なる「哀れなやつ」だが、モデルルームのお姉さん達にとっては、ほーんと迷惑な人間である。小金井公園は、家を売るのが目的ではないので、私が勝手になりきって、勝手に高揚感に浸っていても、誰にも迷惑はかけないで済む。まあ、ちょっとは他の見学者に迷惑を掛けるかも知れないが、まあ、そこは平日を狙いますんでと。まあ、そこがいいんである。

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2006年8月 7日 (月)

おみやげ

昨日はおみやげや日本にもって行くものの購入に費やした。
それで分かったのだが、中国にはあんまりいいお土産がないんじゃないかということである。

<買ったものリスト>

ナイター(野球)のチケットをくれるおじ様向けのネクタイ
→お気に入りのミリオンテックス燕沙店で購入。
 無難なものはいやだなあと思ったので、
 50代の人が選ばないような銀鼠の凸凹柄入りネクタイにした。
 ピンクのYシャツや、織入シャツなどに似合うものなので、
 おじ様が新境地を開拓することを望む。

御膳坊のお菓子セット
→天津甘栗のセットにしようかと迷ったが、
 リーズナブルなこと、北京ならではの特徴があるので、
 こちらに軍配が上がった。
 しかしいまいち、不満。
 とはいえ、今更パンダチョコを買うのもなんだし、
 ちょうといいお菓子がないのが、北京の悲しみ。

実家で使う為の歯ブラシ、シャンプーなど日用品、コアラのマーチ、ミントキャンディーなど
→日本で買うと高いからねえ~。
 ついでに子供も私もばっちり髪の毛を切っておきました。

<これから買おうとおもうもの>

各種ビール、ミネラルウォーター
→酒好きの友人のために、アサヒ、燕京など数種類の中国産ビールを取り混ぜて、
日本でラッピングしてプレゼントしたらいいんじゃないかと考えている。
題して「飲み比べセット」。
これを思いついたのは、ルルドの水を中国で飲んで、
中国の水と、ルルドの水の味がまるで違うのに驚いたから。
「中国のビールもなかなかやるじゃん」というコメントを引き出し、
日本の友人をぎゃふんと言わせてみたい。
但し、私の自己満足で終わってしまう可能性も高い。

コカコーラとか、こあらのマーチとか、ポテトチップスなど、
日本でも中国でも売られているものについて、
日本で味比べをしてみるものいいんでないかと思う。
微妙な味の違いがあったとしたら、嬉しくなってしまいそうだが、
やっぱり世界共通という、つまらない結論になってしまうのだろうか?
それと、それと、
ポテトチップスの北京ダック味とかって、日本の友人に受けるだろうか?
ここでじっくり思案したいと思う。

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2006年8月 6日 (日)

騙さないでよ

 昨日は午前中から午後2時頃まで運動して、そのせいで家に帰ってから昼寝をするというなまくらぶり。おかげで目が冴えているが、買い物に行きそこなう。平日は出張者が来るからバタバタが確定しているので、今日中にお土産やら服やら日用品やらをそろえる必要がある。
 ついでに日本に行ったら何をしようと考える。実家の問題やら仕事やら子供関係があって、そうへらへら出歩けないが、東京の情緒を楽しみたいなあと思う。小金井公園の建物館や、吉祥寺のいせやがお気に入りなので、あのあたりにへらへら出没するのも乙であろう。ゆかたでも着て、なりきって楽しもうかとほくそえむ。温泉や寿司も楽しみでならない。
 実はずっと夏の打ち上げ花火を見ていないので、神宮の花火の日に花火を見に行こうかと真剣に悩んだ。しかし我侭なので人込みは嫌いだし、展望のいいレストランを予約した場合最低8千円/人かかるそう! 最近の東京の店に疎いし、義理のある友人に店を探せと難しい条件を突きつけることもできないので、あきらめることにする。勝手にあきらめればいいじゃんと言われそうだが、わざわざ書いているのはやはり未練があるからである。 こういう未練たらしい性格はなかなか直らないので困ったものだ。

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2006年8月 5日 (土)

移転

 現在北京の近郊農村は、都市化により変化を遂げつつある。要するに道路を作ったり、マンションを作ったりするので、村が移転し、移転費用で村は儲かるのである。通勤途中に高速に至る途中で農村を通過するんだが、昨年末に梨畑の脇に突如として中国古典家具の展示販売場ができて、誰がここに見に来るんだろうと首をかしげていたが、7月に新しい高速道路を建設するために取り壊された。この場所は元々その村の村長の土地で、元々は何も無かったのだ。村長という立場上ここが高速道路開発予定地であることを知り、移転費用を見越して展示場を作ったのではないかという噂がある。だって、この展示場に客がいるのを見たことが無いし、中国では建物の大きさを基準にして移転費用が支払われるからだ。何でも村長はRMB160万を移転費用として手にしたそうだ。すごい。

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2006年8月 4日 (金)

押し売り

 昨日は鉄道にのって家に帰ったが、電車の中からぼーっと外を眺めていたら、肩をたたかれ、名刺大のカードを差し出された。カードには「私は聾唖者であり、聾唖者を支援するために、アクセサリーを買って欲しい」と書いてあり、若いそう可愛くもないお姉さんが、ゆきんこちゃんのキーフォルダーを7.8個私の目の前に差し出した。確か1個5元と書いてあったような気がするが、キーフォルダー類は好きではないので、手で断る身振りをする。注意してみると、彼女は手当たり次第に売り込みをかけている。私はふっと「この人、本当に聾唖なのかなあー」と思ったので、話しかけて聞こえるか試してみたい欲求に駆られたが、昨日の電車は丁度通勤ラッシュの時間で、何故か異様に静かだったので、我慢した。もしニセモノ聾唖で振り向いてくれたりしたら、面白いことになっていただろうにと思うと悔やまれてならない。

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2006年8月 3日 (木)

喉元過ぎれば、、、

 昨日は会社から地下鉄の駅まで久しぶりに歩いた。いつも忙しいのでタクシーを使うが、タクシー使っても渋滞で料金ばっかりかさんでしまうのと、最近日本食の給食のせいで2キロ太ったのが気になるからだ。だいたい徒歩20分くらいなので、いい散歩だろう。
 路地のぼろっちい商店街を歩くが、肉屋の店先に、数ヶ月前までは見られなかった生きた鶏がかごに入って売られている。要するにお客が鶏を選んで、その場で肉にして売るということなんだが、これは鶏インフルエンザ防止のために禁止されていたはずなのだ。いつ解禁になったんだろうか? それとも違法なんだろうか? とこんなどうでもいいことが気になる。

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2006年8月 2日 (水)

気にならない

 小心者なので連載のコメントが気になっていたが、編集者をやっている学生時代からの仲のいい友人にぐちりメールを書いたら、「だって、何かを書いて発表するってことは、反応があって当然ジャン。そーんな当たり前のこと、うじうじしてどうすんの?」と正当なご意見を頂いた。私はすごく彼女を信頼しているので、なんだが非常に納得してしまって、今回はコメントが全然気にならない。彼女は物事をはきはき言うので、自分の小心っぷりが非常に恥ずかしく思えるので、効果抜群である。彼女は物事の本質を飾らずにはきはき言うために、ある意味怖そうなお姉さんなのかも知れないが、実は私は怖いお姉さんが好きみたいで、DVDなどでも高島礼子とか、米倉涼子などを好んで見ている。SかMかと問われると、周囲の人は「あんたはSタイプだよ」と言うが、高校時代ワンゲルの歩荷(30キロ以上の荷物を抱えて無理やり登山する)に快感を覚えていた人間なので、きっと潜在的にM気質があるに違いないと思っている。

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2006年8月 1日 (火)

危ない!

 ブログを見た友人からメールがあって、糖分注射スイカについて「砂糖を注射しただけなんだから、別にいいじゃん」という、気楽なコメントがあった。ぶぁっかもーん! 彼は本当に中国に駐在していたんだろうか? おおかたへらへら飲み歩いていただけに相違ないと思うし、所詮他人事ということなんだと思う。まあ妙に親身になられるのも怖いし、彼はそういうお気楽なところがいいので、そのまま放置する。

 中国の農村は日本の農村とは全く違う。田舎の教育レベルが低くて、衛生観念の薄い農民が糖分注射をするのである。注射器が衛生的かどうか分からないし、使われる色素や砂糖や水が衛生的かどうかなんて、分からないじゃないか! むしろ危ないんじゃないかと私は思っている。

 すべてのスイカが糖分注射ではないし、多分本当に一部なので、気にしない人はそのまま食べているが、私やうちのお手伝いさんのような気にする人は気にしているというのが、北京のスイカの現状である。だから多分、食べてもそう問題はないのだと思う。要するに私やお手伝いさんの肝っ玉が小さいだけである。

 私が報道を見すぎているのだと思うが、レストランやホテルで回収したごみや油から、食用油を不法に再生している農民の映像をみてしまったりすると、小汚い露天で食事をする気にはなれない。再生といっても、汚いゴミ捨て場で廃棄油を煮て不純物を取り出し、油にして売っているという代物だからだ。

 中国人の消費意識は高まっていて、大手食品会社だと訴訟問題や信用問題になるので、大手の食品は問題が少ないといえる。しかしこうした末端部は裁判しても仕方がない相手なので、いまだに野放し状態になっている。時折報道があって、状況について指摘されているという状況なのである。

 

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