居委と業主委
つまり「住民委員会と家主委員会」いうことである。マンションの住民委員会はすでにあったが、最近になって家主委員会ができたらしい。家主が管理会社に対抗するためにこの会は結成されたようで、入り口のところで発起人の家主が、帰宅する別の家主を捕まえて署名させ、家主委員会発起大会を開催してめでたくこの会はスタートしたらしい。どんな問題に対抗するのかということについては、ボイラーの問題である。元来はマンションが石炭を買い込んでボイラーでお湯を焚き、マンション地区に給湯し、また冬にはスチーム暖房を提供していた。しかし今後これを取りやめ、各家庭にマンション指定の電気ボイラーを購入させ、各戸が各自暖房と給湯に責任を持つという形に変更すると、管理会社が通知したのである。
この背景には、暖房費や給湯費を払わない家の存在がある。例えばスチーム暖房は全館型なので、そこに人が住んでいようが住んでいまいが、料金が発生する。ところが投資用に購入している人が居て、そういう人が払ってくれないことがある。また住んでいても払わない人もいる。だから管理会社がそういう選択をするのも分かるような気がする。しかし住人の側としては、電気ボイラーは金も掛かるし、安全性にやや問題があるのだそうだし、部屋の購入時の条件にそれが盛り込まれていなかったという意見があるそうだ。この問題が今後どうなるのか分からないが、吾は家主ではないので、楽しみに待つことにする。
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