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2006年7月17日 (月)

爆竹の代用品

 中国人はにぎやかなのが好きなので、お祝い事の際には爆竹を鳴らすのが習慣だが、まあ都市生活にはそれがそぐわないわけで、その代用品としてクラッカーがしばしば使われている。クラッカーといえば小さな三角錐だが、あの小ささでは中国人を満足させることが出来ないので、卒業証書を入れるくらいの筒に進化していて「花礼(だったと思う)」と呼ばれていたりする。クラッカーと比較して倍以上大きいので、それなりに激しい音が出るんである。

 昨日テレビの週間ニュースを見ていたら、この大型クラッカーが実は危ないという話題を取り上げていて、2つのシーンが放映されていた。つまりクラッカーはお祝いの席で使われるので、決定的瞬間がビデオで撮影されているんである。1つめは爺さん婆さんの金婚式のお祝いか何かで、大量のクラッカーが鳴らされていたが、何を思ったか大型クラッカーが天井のガラスのシャンデリアに向けて発泡されて、欠けた大きなガラスの塊が老人の頭を危なく直撃するところだったという映像。もう一つは結婚式のシーンで、ウエディングドレスを着た花嫁に、お客4.5人がスプレータイプのテープ(要するに整髪ムースのような缶入りのスプレーで、液を発射するのだが、液が空気に触れてカラフルなテープになるってやつ)を盛んに吹きかけてキャーキャーやっているのだが、そのうち何を思ったのかお客の一人が花嫁に向けてクラッカーを鳴らし、クラッカーの爆竹成分が、スプレーの気体成分に引火して、花嫁のウエディングドレスが火達磨になり、てとんでもないことになったというもの。まあ花嫁は軽いやけどで済んだようだが、医務室でないているシーンなどもちゃっかり撮影されていて、申し訳ないけど笑ってしまった。まあ、皆さんも中国人との宴会の席ではくれぐれも気をつけよう。

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