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2006年7月29日 (土)

思案する

 今日は子供のテニスのお稽古に行き、ついでにプールで泳ぎ、サウナを40分程楽しんだ。汗をかいてとてもいい気持ちだ。体が軽くなった気がする。リフレッシュのお陰で午後からの残業も順調。もっと運動の頻度を増やそうかと思う。

 自由に動き回るためには、自分で車を運転したほうがいいのだと思うが、私は若い頃から助手席専門なので、いまだに免許をもっていない。8000元で北京で免許が取れるらしいが、教習所に通うかどうか思案している。実は去年の秋から思案していて、思案したままなのだ。運転したらしたで楽しいだろうが、交通事故でも起こした暁には外国人なので非常に面倒くさいことになりそうだ、というのが思案する原因。北京の郊外をよく走るが、乗用車が農民の自転車に接触した場合、農民は別に体がおかしくなくても、絶対に立ち上がらない。要するに文字通り「転んだら、ただでは起きない」なのだ。そういうのに、私が対応できるのかというのは疑問。というか対応したくないと思っている。まあ日本に帰って教習場に通うのは30万円くらいかかるらしいので、今のうちに行っておくのも手なのかも知れない。

 今日小耳にはさんだ面白い話は、政府機関や国営企業の人間の収賄がどのようにばれるかという話し。愛人からばれるらしい。ある新聞記事によると、収賄するような人はおおよそ愛人を1~数人抱えていて、そういった愛人は手を切るときに不動産やお金をねだるらしい。手切金をケチった場合に、得るものの少ない愛人が怒って公安に密告するのが契機になるケースが多いようだ。日本人駐在員のおじさんからも、現地の愛人と手を切るときに乗用車や店をプレゼントした話しなどを聞いたことがあるが、そう考えると中国人のそういう女性はしたたかである。
 
 しかしまあ、彼女達は愛情のために付き合うのではなく、お金のために付き合うと言うこともできるわけで、それは言い換えれば「売春」ともいえるわけで、いい事ではないような気がする。しかしそれでも、我々日本人女性が男と付き合ってすぐに別れる場合、「遊ばれちゃった」とか「だまされた」とか嘆くこともあるわけで、そうやって嘆いて損してるような気持ちになるくらいだったら、中国人のそういう女性のように物でも貰って心の平衡を保ったほうが前向きで良いようにも思われる。何がいいのか、私としてはよく分からない。

 まあ最終的に若い人たちにアドバイスすることとしては、「男は選らべ」ということなんだろうなあと思う。いろいろ話してみると、ぽろっと漏らした一言で、結構その人の価値観とか、物事が分かってしまうことがある。言葉とは面白いものだと思ったりもする。

 

 

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