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2006年7月 9日 (日)

マーケティング

 20代後半の女性について話そう。彼女とは知人を囲む食事会でたまたま同席した。彼女は未婚で、結婚したいのだが、なかなか結婚できないという話をしていた。彼女は「オレが引っ張って行く」系の「オレ様男商社マン」が好みなのだそうだが、いずれも上手くいかなかったそうだ。

 後日彼女を別の席でみかけた。彼女は、迷彩服調の服を着ており、酒によって赤い顔をしており、たばこをひらひらさせながら横に広く持ち、鼻から煙を吐いていた。
 彼女と話した雰囲気は頭の回転が速く、とても面白くていい子だとは思ったが、この姿はちょっと残念。たばこの持ち方と、タバコの煙の吐き方がイマイチで、横向きで友人と笑い合う姿が激しいので、「明るくてのりのいい子!」と言う事もできるが、清楚という雰囲気はあまりなく、これでは男は声をかけにくいだろうなあという雰囲気なのだ。
 
 もし彼女が「オレ様系商社マン」を本当に獲得したいのであれば、もうちょっとマーケティングに配慮して行動したほうがいいと思う。商社マンのどのくらいの割合がオレ様なのかは分からないが、オレ様男というのは通常すごーく保守的なものであり、保守的な男を落とすにはやっぱり清楚を演じたほうがいいんじゃないかと思うのだ。商社マンの嫁である友人がいるが、どちらかといえば外見は清楚なタイプである(中身は違うが)。また商社マンの友人がいるが、飛行機のスッチーとの合コンを好んでいた。だから本当にオレ様商社マンがよいのであれば、スッチーに体現されるようなタイプを装う方が適切だと思うのだが。

 但し彼女が本当に心の底からオレ様商社マンが好きなのか分からないし、彼女の飾らない素直なところがいいと思うので、私は放置するつもりだ。しかし何かターゲットがあるのであれば、どうすればターゲットを落とすことができるのか、考えてから臨んだほうが時間の節約になるし、効果的なんじゃないかと思う。

 更にあえて言わせていただくと、彼女のように、希望と行動が一致しない(オレ様商社マンが好きなのに、オレ様商社マンに好まれる行動が取れない)のは時間と労力の浪費であると思う。行動にホンネが現れるというのはよくあることなので、私は彼女は本当のところ、オレ様商社マンとは合わないのだと思う。彼女についてはもっと自分を分析し、自分に合った男をよく考えるほうが良いように思う。まあ所詮、おばさんの余計なお世話ではあるが。

P.S.ちなみにこの彼女のヒントになった人物はいますが、かなりディフォルメされており、好みの男も変更してあり、その見地からすると、この話はフィクションです。というか、人間関係が狭いので、あまり個人を特定するような噺はやめた方がいいと思うゆえ。噺の主旨としては、要するにマーケティングと、自分を知るということが大事だということを言いたいのでありまする。

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