にせウエイターにご用心
今朝の新聞で見たのだが、あるお客さんが北京の九頭鳥というチェーンレストランの個室で昼に食事をし、食事代を偽のウエイターに騙し取られた。食事も終盤に差し掛かった頃、レストランのウエイターの服を着た男に「消費が300元を超えたので、店からフルーツをプレゼントしますが、その前に、会計を」といわれ、そのまま400元渡したところ、その男が消えてしまったのだ。おつりが遅いので別のウエイトレスに問い合わせ、騙されたことが発覚したという。騙した男は、店の人間ではなく、騙す前にお客の友人を装ってレジで価格を問い合わせたらしい。騙した男はウエイターの格好をしていたが、決してこのレストランの制服を着ていなかったこと、お金を受け取るときに、伝票を見せていなかったことにより、怪しいとお客さんは思うことができたずで、それを見抜けなかったのは(おおかた酔っ払っていたのだろう)、お客の側にも責任があるということで、結局お客さんは5時まで粘って店と交渉したが、優遇価格で料理代を払って店を跡にしたという。
中国では、日本と違い、お客さんの会計はテーブルでする。レジのところで並ばないで済むということで、お客さんへのサービスになるので、私はとてもよいことだと思っているが、実はこういう落とし穴もあるということだろう。
ちなみに私は日本帰省中に、中国時代の友人と食事をして酔っ払ったりすると、テービルのところで手を上げて、会計の手振りをしてしまい、友人に馬鹿にされることがある。
| 固定リンク