低保(生活保護)
日本のインターネットニュースで、秋田の小学生殺人事件を見ていてふっと思ったことがある。犯人の30代前半の女性は自己破産して、どういう理由か書かれていないが生活保護をもらっているという。生活保護を貰っているけど、車を所持し運転していて、一戸建て住宅に住み、携帯ももち、うさぎのペットもいて、子供はちゃんとぽけもんのおもちゃを持っていたという。日本の生活保護って、とっても恵まれているじゃないか!!
中国の場合、農民はどんなに貧しくったって生活保護なんてないし、都市の居住者には生活保護があるけど、それにはいろいろな審査があって、収入の来歴について説明しなきゃいけないし、親族とか友人とかから小遣いを貰っている場合は対象にならない。秋田の犯人のケースは売春をしていて収入があったらしいが、そういう収入があった場合は中国では生活保護の対象にならないだろう。もちろん中国は売春を禁止しているからそれが摘発されるか、或いは「友人からの贈与」という形で処理されると思う。それに中国の生活保護ではぜいたく品の所持を禁止していて、ペットを買っている場合は生活保護の対象にならないし、ましてや車なんて!!
北京では生活保護を受けている場合は、地元の居民委員会の掲示板に、需給者名と、その家族人数と、受給額が定期的に掲示される。新たに生活保護が認定された場合は、その対象者と理由が掲示される。私だったら「みっともない」と思うが、市民の税金によって養われているんだから使い道をはっきりさせる必要もあると思うし、みっともないと思わなければ、生活保護から脱出しようとは思わないだろう。公表もされないし、車をもったりそれなりの生活もできるんだったら、それこそ「もらったもの勝ち」じゃないかと思う。こういう人が増えれば、真面目に働くのが馬鹿馬鹿しくなってしまうのではないか?
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