日本の校長先生来る
ある関西の私大付属中高の校長先生が北京に見えたので、一昨日は日本人学校での講演があり、昨日は塾での講演があったので、私は塾の方に行ってきた。
この学校へは確か昨年、北京日本人学校から3-4人が進学しているから、もしかすると北京はドル箱なのかもしれない。私は仕事の都合があって、途中から入って途中で出てきてしまったが、丁度私がいるときに話題になっていたのが、「受験勉強は意味がない。高校時代に勉強ばかりさせるのは日本だけ。アメリカではスポーツも重視させる。また自己アピールも重視される。」ということだった。
「受験勉強について意味がない」とおっしゃるのは、この学校が中堅の付属校だからと思う。私自身は受験勉強は意味がないとは思っていない。私も別の中堅大学の付属上がりで、へらへら遊んで内進したので、英語ができず、損をした。受験でもすれば、気合が入ってよかったのにと思う。目標をもって試験に臨むのは重要なことだと思う。また何事もあきらめてしまっては発展しないので、子供には「努力をすれば報われる」という刷り込みをすることが必要で、受験はその絶好の機会であろう。
校長先生は、大学はブランドではないというが、私はブランドを求めることも悪くないと思っている。ブランドを信じる人が多いので、ブランドを得た場合、それだけチャンスが多かろうと思うからだ。
しかし校長先生がおっしゃることも道理がある。それはスポーツ重視だ。そもそも体力がなければ、何もできないし、楽しくない。それにスポーツが出来たほうが、断然コミュニケーション能力が上がるので、人生が楽しくなると思う。
日本の友人がたまに中国出張の折によってくれるが、中国室とか、海外プロジェクト本部とかの友人は男女に関わらず、本当に出張が多いみたいだ。体力がなければやってられないと思う。移動の少ない事務職であっても、それなりにストレスは蓄積していくだろうから、スポーツでもやって発散し、心を入れ替えるのはとても大事だと思う。
それに旨くストレスを発散できず、いつも暗い顔をしていたらよい友達はできないから、人生はつまらない。同様の意味で、音楽も必要なものだと思っている。
但し私は受験勉強とスポーツは両立し得ないものではないと考えている。付属校にいたって、全然運動しない友達もいたし、結局は家庭の考え方なんじゃないだろうか?
| 固定リンク