結婚について
昨日は8人位で飲んでいて、結婚経験ありグループのお姉さま方数人と、とぐろを巻きながら、「そんな、理想的な男なんてどこにもいない。いろいろ悲惨なことやむかつくこともあるが、稼いでくれて家賃を払ってくれるだけまともとか、運転してくれるだけまともとか、一応自分が死んだら子供を育ててくれそうだからまあいいかくらいに思って、継続するもんである。」という事を、具体的かつ悲惨な実例をもとに話したところ、未婚の女の子が「ひえ~っ、結婚に夢を抱きたいのに、夢を壊さないでくれ~。」と耳を塞いだ。
それでふっと思ったのだが、要するに若い彼女のように、結婚に夢を抱いてしまうから逆に現代人は結婚できなくなっているんじゃないかと。そもそも愛が長くは続かないのは、彼女だって分かっているはずである。というのは、恋愛が長く続いていないからこそ、彼女は結婚してないんである。
一般的な結婚は、周囲に関係を公表した上で、利害関係に基づき、愛が続いているように見せかけているか、或いは妄想力を強く発揮させて愛を続けさせているかである。妄想力がない人間は前者になり、妄想力がある人間は後者になるというだけにすぎないが、多分妄想力がある人間の方が、楽しく結婚生活を送れるから得ということになる。
愛が長く続くとは限らないが、それにも関わらず夢を抱いてしまうのが若者で、私も若いときにはそうだったものだ。これってもしかしたらドラマの影響かもしれず、テレビ局や恋愛小説は罪なことをするもんだと思う。ドラマとかでは恋愛は素晴らしいものとして描かれるが、恋愛って所詮執着だったり、思い込みだったりするし、場合によっては性欲に毛が生えた程度のものだったりするので、もめると疲れるし、そう、いいものだとも思えない。
私の結婚論としては、子供が欲しいと思ったら、或いは長く異性と安定して付き合いたいと思ったら、結婚するのがいいんじゃないかと思う。そして相手については、悪い相手でなくて、互いにやる気と性欲がありさえすれば、誰でも大丈夫なんじゃないかとすら思う。できれば価値観と生活環境が似ている人間が望ましいけどね。
悪い相手とは、借金もちとドメバイ人間で、それに転じやすいリスクがある人間として、「飲む、打つ、買う」が平均以上だったり、自分の意思がしっかりしていない人は避けたほうがいいと思う。あとは常識があって、価値観がある程度近ければ、何とかなるんじゃないかと思う。今は男女平等の世の中だから、夫が稼いでくれなくっても、自分が稼げばいいからね。
それから離婚についても、よく考えたほうがいいと思う。ドメバイ男や借金男はとっとと捨てたほうがいいが、直接的な害がないのであれば、結果の損得をシュミレーションしてみるのが適切だと思う。
こういうことはかり書いていると、「あんたの頭の中には、損とか得とかばっかりで、好きだとか愛しているだとかはないのか?」と突っ込まれてしまいそうだが、私は結婚なんて生活だと思っている。結婚生活を始める動機としては、愛や性欲がないとなかなか先へ進まないというだけであると思うのだ。夢がないことをつらつらと書いているが、まあ、こういうしらっとした事を書いてみるのも、またおつかなと思う。
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